医療事務の資格があると働く上で有利か
ノウハウやスキルがあれば資格は不要
長年医療事務の仕事を務めているなどで、資格合格相当の知識やスキルを要していれば無理して資格を取る必要はありません。1つの病院に長く勤務している経歴があればそれが自分のスキルを証明してくれます。
未経験やブランクがあるときは資格があった方がいい
未経験で医療事務の仕事を探していたり、しばらくブランクがあったりする場合は、資格を取ると自分のスキルを客観的に証明できます。資格の勉強自体が実務に役立つこともあるので、取得しておいて損はありません。
資格取得の過程で学べること
病院の受付に来る患者さんは神経質になっていることも多く、通常の対人コミュニケーションよりも慎重を期するときがあります。そういった場合のコミュニケーション方法が学べるのは実務に直結してきます。診察報酬の計算も制度を知らなければ計算できないので、網羅的に学習するなら資格取得を利用するのが便利です。
取っておいて損しない医療事務の資格
最も有名な医療事務技能審査試験
メディカルクラークとも呼ばれるこの試験は医療事務資格の中でもっとも有名な資格と言っても過言ではありません。受付業務や診察報酬請求業務のスキルを広く浅く問われます。スタンダードな資格なため、何から始めたらいいか分からない方はこの資格から取得を進めるとスムーズです。
専門性が上がる医療事務管理士技能認定試験
医療保険制度や診察報酬の仕組みを理解した上で、正確な計算ができるスキルがあることを証明してくれる資格です。治療費の計算に始まる基本的なところから診察報酬明細書の作成までできることが必要となります。試験の難易度も高いので、ある程度の学習期間が必要です。
レセプトのプロを目指すなら診療報酬請求事務能力認定試験
試験自体が診療報酬請求業務に従事する人たちの質の向上を目的としているので、レセプトに関する知識が多く問われます。計算方法だけにとどまらず関連法規や通知の読解力まで求められます。診察報酬点数は2年に1回程度改正されるので常に最新を理解しておく必要もあります。
医療事務の仕事をするために資格を取っておくメリット
資格取得を自分がスキルアップするマイルストーンにする
日々の業務に携わるだけでも十分勉強にはなりますが、その業務以上の知識を得ることはできません。今の業務にある程度慣れてきたら、ステップアップのために資格取得を目指してみましょう。特別転職を考えていなくても、スキルが認められれば昇給のチャンスになることもあります。医療事務の資格は持っていて損しない資格ばかりなので、学習期間をしっかり設けて確実に1個ずつ合格していくと、着実にスキルを上げることができます。